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No.137

7巻、そして正史が書籍化することになりました。
どちらも特典とかの詳細は後日として、以下お礼文を。


第一部を更新し終わった際に「みんな死んでやり直した」の「みんな死んだ」の意味がいまいち伝わってない気がして、「ちゃんと殺したらわかってもらえるかも!」などという理由でひとまず書いてみたのが最初のスフィア正史でした。本編で救われているとはいえ、キャラが死ぬのを目標にした話を書くのは初めてだったのと、どの程度読者さんに耐性があるのかも手探りで、おそるおそるだったのを覚えてます。
そこからなんでこんなに続くことになったのかがさっぱりわからないんですが、いつの間にか「正史」と皆にも馴染み(?)を持ってもらえて、本編と一緒に楽しんでくださる方が増えました。
読まなくても大丈夫なように、でも読んでれば面白いように、本編が区切りがつくたび書くのが当たり前のようになり、「そろそろ殺しのレパートリーが尽きてきた」と嘆きながら、今更新中のロレンス正史まで書いてきました。

正史も挿話も、勝手に私が書いてただけで、書籍化の話は一切ありませんでした。本編を打ち切られないほうを私は重要視してましたし「どうやって売るんだよ」みたいな懸念もあり。そもそも担当さんだって正史読んでない(今の担当さんはやり竜の途中からの担当さんで、しかも引き継ぎ時点からアニメ化企画抱えてたので本編追いつくのでいっぱいいっぱいだったと思われる)。
ただ、担当さんは正史という存在を知ってました。柚先生がなんとかならないかと言ってくださったり、読者さんのお手紙やメッセージでことあるごとに書籍化してくれと名前を出してくださったからだと思います。編集部でも把握されてたっぽいです。担当さんはいずれ正史書籍化するときに向けて「私はもう全部初めて読みます」と言ってました。何その準備運動。実際、書籍化が決まったとき私が今までの正史をまとめた原稿全部いっぺんに読んでました。カロリーが高い……ってメールにありました。無事か??
そして正史は書籍化したいが内容は改変したくない絶対にキャラは殺す、あと地図をつけたいし文庫サイズはやだ、でなきゃ書籍化はしない同人誌で作るから、などという私の無茶振りに、本当に尽力してくれました。
地図は挟み込みって話もあったんですが、担当さんに「最初はいいけどずっと持ってると必ず地図の部分が傷んだり最悪ちぎれるから」と説得され、見開きでいれることに。サイズはコミックスと一緒に本棚に並べられるよう、新文芸のサイズではなくコミックスサイズの単行本で。本文の紙も、表紙の紙まで。遊び紙も入ってるんじゃなかったかな。「本で手に取りたくなるように」って、ほんとに装丁までできる限りをやってもらってます。
どんな感じになるのか知りたくて、既存の本で似た装丁の本はないか聞いたら「ありません」って返ってきました。うわあ……。
藤先生にもお世話になりました。だって7巻とほぼ同時進行!!!アニメの監修もやってもらってるっていうのに!!
7巻で二人の衣装を新しくしてもらっただけでもアレなのに……!

そう、7巻でジルもハディスも着替えておりますが、あがってきたデザイン、どの案もほんとかっこよくて!特にハディスが選べなくて「本編こっちで正史はこっちの衣装にしない……?」などと言い出したのは私です。叶いました。やっほう。そんなわけでハディスの衣装は本編と正史で途中分岐することになりましたとさ。正史表紙のハディスの衣装は「本当に最後(神降暦1316年)クレイトスに攻め込んだときの衣装」というのが内緒の設定です。ハディスの爪がちゃんと伸びてるのすごくない?
正史ジルの衣装も、1巻の時点でデザインあったんですけどやっとお目見えです。後ろ姿だけど。
そして表紙案も選べなくて…色々、周囲を巻きこんだことをここで懺悔しておきます……。

そんなこんなでたくさんの協力を得ながら、書籍化するならばと私も頑張りました。
分厚い本にしたいね、350ページオーバー目指そう、と担当さんに言われたし。地図も入れるし。年表もちゃんと入れようと言ってもらえて。頑張るしかないじゃないですか!!
最初、ロレンス正史なしで180ページくらいでした。で、ロレンス正史を書いたら280くらいになって(あいつ長いんですよほんと)。それでも空きが70ページくらいあるじゃないですか。ページは余裕、というかむしろちゃんと埋められるかな……とか心配するじゃないですか。
加筆修正が余裕で100ページ越えして「これ以上ページ数増えたらやばいってぇ」ラインまでいきました★総ページ416ページの本です。馬鹿なの私????
最初はおそるおそるだったのと、ハディスのきょうだいがまだ全部出てきてなかったのもあって、その辺を加筆したら……そういうことに……。
Webに掲載してある正史は今連載中のロレンスの話まで全部収録して、「この一冊でも読めるけれど、本編にいってくれるように」というコンセプトで作りました。
もう本編では語られないであろうことはできるだけ書いておきました。
Webで正史を読んでる方も改めて最初から読んで頂けたら、と思います。
また試し読みとかくると思うので、そこで雰囲気感じ取って頂けたらと思います!

改めてここまで応援してくださった皆様、有り難うございました。
正史書籍化は本当に皆さんの声があったから叶ったことです。Xでもポストしましたけど、アニメ化の販促というだけなら本編の7巻8巻連続刊行とかでよかったはずなので…編集部が安パイの戦略じゃなく7巻と正史なんて組み合わせにしてくれたのは、アニメ化があるからだけじゃないので!
しかしこれで本編打ち切りになったら洒落にならぬ。
8部も頑張ります、はい……ねえ夏休みどこ……?

とはいえ、絶賛作業中なんで最後まで頑張ってきます。
何より皆様に楽しんでいただけますように!

畳む


#やり竜

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