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No.198

漢字の話。


校正用語だと思うんですが、「下げる」を「さげる」にするなど漢字をひらがなにすることを「ひらく」と言います。
「ほめる」にするか「褒める」にするか。
究極的にはキャラの一人称を「私」にするか「わたくし」にするか「わたし」にするかなどなど、漢字をひらくひらかない、私は気にするほうで、特にやり竜は「ジルの子ども感」を出すためにひらいてることが多いです。甘えてる感をだすために「駄目」と「だめ」を使い分けたり。
あとはねえ、漢字やたら使うと「そこいるか?」っていうふりがなをつけられるのがうっとうしくて……面白いのだとソテーがよく「軍鶏(シャモ)」ってうたれてて毎度笑いながらゲラで抹消してます。これは別に誰も悪くない、ただソテーが泣いちゃうだけである。
まあその辺は好みの問題なのでいいんですが、やり竜でずーーーっと困ってることがあるんですよ。

「あげる」「さげる」です。よく使うんだよ私!!

1巻2巻あたりは、ジルの子ども感を出そうとひらいてました。抱き上げる・抱き締めるは「抱きあげる、抱きしめる」とかね。顔を上げるも、顔をあげるになってるはず。おりるもかな。
しかしバトル描写が増え始めてからバトル中の地の文で「剣を振りあげる」がちょっと……こう……と思ってしまい、振り上げる振り下ろすなどなど、何かに続く「あげる」「おろす」単品で使う場合は漢字という自分ルールでやってました。
そうするとどうなるか。
「速度をあげ、そのまま剣を振り上げる」とかいう表記揺れが一文で生じるんですよ!!!!!
いやいいよ、文章変えればいいんですよ。わかってる。でもめんどくさい、毎回めんどくさい!
ちなみに「よせる」でも同じこと起こりがちです。基本ひらいてるので「眉をよせて、兄に駆け寄る」とかになったりする。確かリステアード殿下の正史で頭抱えた記憶があるよ、この文章。うあああああああああ細かいこと気にしすぎって言われたらそうだけれども気持ち悪いよおおお(絶叫)他の方の作品を読んでる分には一切気にならないんだけど自分だとああああああって悶えます。

そうこう誤魔化しながらやってきたんですが、やり竜8部お読みの方はおわかりかと思いますが、バトル描写が増えましたね。
結果、顔を「あげる」も速度が「あがる」もひらいてるのでなんかこう、こうおおおおおおおお(悶)
踏ん張ってもいいんですが、この先ずっと気にし続けそう……と思ったら諦めが勝ってきて今、データを前に一発変換するか否か迷ってます。
命令形の「さがれ」なんかはひらいてるほうが好きなんだけどなあ……でもジルは「馬鹿、さがれ!」っていうよりは「馬鹿、下がれ!」言うほうがかっこいい気もするな……。
命令形の下がれだけは特別にひらいて使い分けとか自分ルールでいくらでもやりようはあるので腹をくくってしまえばどうでもいい話なんですけど。やり竜7巻まで「あげる」「さげる」守り抜いた(??)んだけどなあという妙な感傷に浸ってこれを書いてます。

ちなみにこういう漢字のひらくとじる、どっちにしよーと迷ったときの私の指針はこれです。

「記者ハンドブック 第14版 新聞用字用語集」
「日本語の正しい表記と用語の辞典 第三版」

最近言葉狩りきつい時代の変化が早いので、そろそろ新しい版を出してほしいなあ。

畳む


さあ一発変換するか~~~~!そしてできあがり見てあかんと思ったらまた戻します。
こればっかりは本にならないとわからない。あとゲラで直すのは地獄……。

追伸:一発変換しようとしたらPCが固まりました。直すなと言う神のお触れかもしれません。


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