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なろう更新、一気読みとリアタイどっちがつらくないか問題、7部は変わらないか一気読みのほうがつらいと思う。
何にせよ無事更新できててほっとしてます。
ジルちゃん大冒険のはじまりはじまりー!っていっても白い目で見られるのなぁぜなぁぜ。

マイネシュテルクストゴルトフリューゲル、MeinestärkstgoldFlügel!!(呪文)



7部連載始まりました~~GWあけるまで朝7:00で毎日更新予定です。
マジカルテロ編、どうぞよろしくお願いします!

#やり竜

お知らせ

明日の7:00からやり竜7部、更新スタートします。
GWあけるまでは毎日更新予定です、よろしくお願いします!
本当、やっとここまでこれました。


7部には、ずっと仕込んでいたネタバレがようやく書けました。
まずここまで書けたことにお礼申し上げます。
というのも、打ち切られていたら書かないまま終わっていたかもしれないので……!

しかし、本当は6部で書くはずだったのに配分をミスって書けなくなり、余分に話が必要になったのは痛恨の極みでした。ネタバレのための舞台をもう一回作らないといけなくなり、辻褄合わせに「うっすらそういうのはあると思ってたけど、まあ書かないでしょ」と曖昧なままぶん投げていた色んな設定をきちっと書かなくてはいけなくなって地獄を見ました。年表作るのって作家の仕事かな!?(仕事です)
書き終わったあとはもう、「これでこの話、もう終わりでいいんでは!?」とか言い出してました。
大したネタバレではないんですけど、周囲まで巻きこんで取り扱いに注意してたので、肝心の私がミスるわけにはいかず……やっと肩の荷がおりました。

ネタバレに関して、いちばん尽力していただいたのはコミカライズを描いてくださった柚先生だと思います。
本当に有り難うございました。

そして、ここまで書く機会を与えてくださった読者の皆様に感謝を。
本当はアニメ化ブーストかかっている今のうちに最善で終わらせようとしてたんですけど、ここまできたら応援してくださる皆様や協力してくださってる柚先生を信じて、打ち切りをはねのけながら理想を目指して戦いたくなってきました。
つまり何巻で終わるかわからなくなってきちゃったんだな自分で!(笑)

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大人の事情はさておき、7部、まずはお楽しみいただければ幸いです!
大丈夫、ラブコメだって!(合言葉)


#やり竜

お知らせ,小ネタ

サイトには基本、絶対に書籍にはならない(あるいはしてはいけない・笑)ネタのSSを選んでおります。

しかしこれだけサイトに小説を転載してるのにまだ終わらない……。
いったい私は仕事外でどれだけ書いてるのか、自分で自分の正気を疑う。
でも最近は書けてない気がするので、反省というかしょんぼりしてしまう。

制作メモ

【リングフィットをやる魔王夫妻】



「竜帝夫妻に負けませんわよ、クロード様!」
「ジル嬢がいる時点であちらの圧勝だろう」
「あら、クロード様がリングコンを持った時点でこちらの勝ちです」
「は?」
「さらに運動用のぴちぴちな衣装を着せたら完勝ですわ、おほほほ」
「勝敗の基準がおかしい」


「では早速ゲームを開始…」
「待て。その前に君の服を買いに行こう」
「え? わたくしは別にこれで」
「だめだ。ぴちぴちのやつだ」
「真顔で言いましたわね。でも早くプレイしないと出遅れてしまいます」
「あとはスポーツ用ドリンクも必要だ。準備は大切だろう」
「クロード様、本当に形から入るのがお好きですわね……」


「だいぶ遅れをとった気がしますが始めましょう!」
「大丈夫だ、どうせあちらはジル嬢が色々やって進んでない」
「まずストレッチですわ!」
「怪我の防止だな」
「このゲーム、ストレッチも入ってるんですって。本格的ですわね」
「だがこれだけでは足りない。ふたりでストレッチを加えよう」
「クロード様、実はやる気ありませんわね?」
「入念にストレッチしたいだけだ」


「や、やっとプレイ画面…ここから追い上げます!」
「無理では?」
「誰のせいだと!?」
「だが僕は敵情視察用に竜帝のプレイ動画配信を見つけたぞ」
「あら。あちらはどこまで進…」
『陛下かっこいい!』『えっそうかな~』
「「……」」
「頑張りましょうクロード様。いらっとしました」
「同感だ」


「け、結構きついんですけれども…っ」
「僕に合わせて無茶をするからだ。水を飲んで」
「は、はい。…クロード様は汗ひとつかきませんわね」
「いや疲れている」
「その顔で……?」
「顔と関係ないだろう」
「こうなったらクロード様が汗を滴らせるまで頑張ります!」
「なら僕は君が子鹿のように立てなくなるまで頑張ろう」
「またよからぬことをたくらんでますわね!?」
「どちらがだ」



「このゲームの魔物達は可愛いな」
「そ、そうです、わね…回復されたり馬鹿にされたりしますが…あとステッ●とかいう魔物の顔が憎たらしい…!」
「しかしドラ●という奴は、こんなに魔物達が倒されているのに助けにこないとは魔王失格だ」
「えっ魔王なんですの、ドラ●?」
「違うのか」
「違う…と思いますけれど」
「そうか…なら僕がクリアして魔王にならねば」
「それも違いません!?」


「僕のプランクが…間違っている…と…?」
「ク、クロード様! 落ち着いて、これは感知的な問題が」
「そんな馬鹿な…僕が感知されない…」
「いえ、完璧なプランクでした! 間違っているのはコントローラーのほうです!」
「…そうか?」
「そうです。ほらわたくしも感知されな――あっ」
「…されたな、一発で」
「こ、これは運よくで」
「僕はプランク魔王になる。プランクを完璧にできるようになるまでやり続ける」
「バランス良く運動しましょう!?」


「無事か、アイリーン」
「だ、大丈夫ですわこれしきの筋肉痛ッ…!」
「僕に負荷を合わせて無茶をするから…何かほしいものは? コンビニで買ってこよう」
「クロード様がコンビニ!?」
「僕だってコンビニくらいは行ける」
「本気で仰ってますの…!?」
「…そういうことを言うなら、君をお姫様抱っこで連れて行く」
「それはちょっ…クロード様待って、わたくしが悪かったですから!」


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#悪ラス
2021年Twitter初出

小説

【リングフィットをやる竜帝夫妻】



「なんなの突然」
「魔王ご夫妻もやるんですよ、負けられません!」
「なんでまた」
「以前3日坊主で投げた作者が今回こそクリアすると頑張っていたところ23面まであると知ってネタにでもしてないとやってられないと企画したそうです」
「私情にもほどがない?」


「このドラ●って奴が悪者ですね!」
「そうかな~味方面してるリン●のほうがあやしいよ」
「え…」
「僕らを利用してるんだ…信用できない」
「陛下…任●堂様はそんなひどいゲーム作りませんよ」
「君はヨッ●ーを乗り捨てたことがないって言うの!?」
「それはプレイヤーが」
「僕は悪くない!」


「右! 左! みぎ! ひだり!」
「ジル…さっきからモモアゲアゲにその動き何」
「はい、蹴りを加えてます!」
「なんでアレンジするの!?」
「いいから陛下も一緒に、右! 左! とりゃ! そりゃ! 蹴り上げ! 回し蹴り! あれっ感知しない…」
「ちゃんとミ○リさんの言うこときいてあげて」


「リングアロー、姿勢がよくわかんないんだよね」
「狩りで弓を使う感じでやったらどうですか?」
「んーこう?」
「陛下かっこいい!」
「えっそうかな~」
「もう一回やってください!」
「え~」
「かっこいい~~!」
「ええぇ~~?」
「わたしの陛下がかっこいい~~!」
「そ、そうかな~~!?」


「陛下~このレモンの蜂蜜漬けおいしいです~!」
「摘まみ食いしない。水分とタオルはここに置いておくよ」
「はい! 今日もプレイしましょう!」
「待って、お風呂も焚いておくから。終わったら入って。服は全部洗濯ね」
「わたし、陛下と結婚してよかった~」
「そ、そんなこと言ったって…プロテイン入りの牛乳くらいしか用意しないから!」
「陛下大好き~~~~!」


「あー負けちゃいました! スムージー使えばよかったかな…」
「ボス戦以外は節約したほうがいいよ。敵の弱点とか攻撃範囲考えてスキルセットするほうが先」
「むー。でも、現実のわたしは負けてないですよ!」
「うん、でも画面の中のキャラが負けてるからね」
「ボスのドラ●だって、画面の中から出てきてくれればわたし、勝てると思うんですよ!」
「ゲームと現実の区別はつけようね」


「陛下~~プランク、姿勢を感知しません!」
「あー感知されるまでに体力使っちゃうよね」
「ちゃんとやってるのに…」
「そういうときは、太股のを外して、床に水平にするんだよ。はい、感知した」
「ずるでは…?」
「そんなことないよ。付け直して運動するんだし」
「え~でも…」
「そもそも僕のプランクを感知しないとか許されるわけないから…」
「ちゃ、ちゃんとやることが大事ですよね!」


「今日はお休みだから買い出しいくよ~ジル」
「はーい。わたしパフェ食べたいです」
「だめ。運動用のウェアいくつか買おう。帰ったら洗濯終わってるから、一緒に干そうね」
「はい! 陛下にまかせてたらばっちりですね」
「ほめてもパフェはだめ」
「甘いものは疲労回復にいいですよ。わたし、陛下と巨大パフェはんぶんこしたいな~」
「そ、そんなふうに言ってもだめ!」
「あーんってしたいな~」
「え…そ、そんなに~!?」
「したいな~あーん」
「な、なら…しょうがないかなっ」
「やったー!」


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#やり竜
2021年Twitter初出

小説

『ポンパ巻き貝ハーフアップ梅雨の戦い・後編』



 寝室の扉が開く音に咳払いをして、アイリーンは振り向く。

「おかえりなさいませ、クロードさ……」

 咄嗟に口元を両手でふさいで噴き出さなかった自分をほめたい。
 だがそのまま震えてしまうのは押さえられなかった。
 昼間、アイリーンが巻き貝にした頭にさらに鳥籠を盛って現れたときから覚悟はできていた――クロードの髪型がそう、庭になるくらいは。
 だが、現実は常に厳しい。

「な、なん、ですの、その髪型」
「宮殿だそうだ」

 では、横髪を持ちあげて上でくくり、花で飾っているのは門。その奥、鳥籠をうまく柱にして、髪や飾りを盛って作られているのは宮殿か。

「お、重たくありませんか」
「重たい」
「湯浴みは」
「これからだ――で、はずしていいだろうか?」

 クロードが頭の上を指でさして、首をかしげる。それだけでもうだめだった。寝台に突っ伏したアイリーンは全身を震わせて笑う。

「機嫌が直ったなら何よりだ」
「む、むしろクロード様、よく一日耐えて……ああ、お待ちくださいな。無理に引っ張ったら髪が傷みます」

 寝台に腰かけたクロードのうしろに回り、アイリーンはそっとクロードの髪を留めているピンを抜いていく。
 はらりと一房、黒い艶やかな髪が落ちた。

「……」

 しばっている髪をほどくとまたさらりと髪が流れ落ちる。

「……」

 花飾りを引き抜くと、さらっと前に髪が流れていった。
 だんだん半眼になってきたアイリーンは無言で最後、鳥籠を取りあげた。
 さらりと背中にしなやかに黒髪が落ちる。

「ありがとう。……アイリーン?」
「どうして癖のひとつもついてませんの!?」

 叫んだアイリーンはクロードのうしろ髪を握る。だがさらさらだし、つやつやしているし、あれだけ塗りたくった薬も何もなかったかのように輝いている。

「許せませんわ、どういうことですか!?」
「そんなことを言われてもな」
「何が違うんです!? 実は形状記憶合金!? それとも髪の手入れ!? 何を使っておられましたクロード様!?」
「特に変わったことはしていないと思うが……」
「ないなんて言わないでください! 絶対! 何かあります! あると言ってください……!」

 両手で顔を覆って懇願するアイリーンに少し考えこんだクロードは、自分の髪を見て、それからちょっと首をかしげる。

「じゃあ、確かめてみたらどうだ」
「何をです!? クロード様の天賦の才能をですか!」
「湯浴みを」

 にっこりと笑われて、アイリーンはそのまま固まった。





「――で、今日はご機嫌なんですね? 晴れるくらいには」
「そうだな。あんなわけのわからない髪型をしただけの対価は得たからな、湯船で」

 朝の珈琲を飲みながら、ゆっくり従者と語り合う。ちなみに愛らしい妻は未だ寝室だ。多分、昼まで起き上がれないだろう。

「本当に僕の妻は、いつも努力を斜め上に走らせるから可愛い」
「では、今日は私めが支度してもよろしいので?」
「ああ。寝室からこちらを恨みがましくのぞき見しているアイリーンには気づかないふりをしてくれ」
「あ、あれやっぱりのぞいてらっしゃるんですね……どうしてまた」 
「夜会でお前が僕の髪をいじると毛先が曲がるだろう。何をしているのかと」
「なるほど」

 櫛やら何やら取り出してきたキースは眼鏡を押し上げて、にっこり笑った。

「それは秘密ですね」
「だろうな」
 

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#悪ラス
2020年Twitter初出

小説

『ポンパ巻き貝ハーフアップ梅雨の戦い・前編』



 魔王様のご機嫌に関係なく、雨が降る季節になった。
 鏡台の前に櫛を置いて、アイリーンは嘆息する。するとソファに座り、執務前の休憩、食後の珈琲を飲んでいたクロードがまばたいた。

「どうした、アイリーン。何か気鬱なことでも?」
「いえ、髪が……こう、なんていえばよろしいのか……ぼわっとしてしまうのが気になって気になって」

 レイチェルたち侍女達とも毎朝悪戦苦闘するのだが、どうしても今時期は湿気で髪が膨らみがちだ。

「結んでしまえばいいんですけれども……」

 髪先をいじりながら、アイリーンは嘆息する。立ちあがったクロードがわざわざ背後から小首を傾げて覗きこんできた。さらりと湿気も何も関係ない、艶やかな髪が目の前に流れる。

「髪型のひとつやふたつ気にせずとも、君はいつも可愛い」

 甘くささやく夫に、アイリーンは笑顔を返す。

「クロード様に言われると腹が立つので控えていただけますか」
「……手厳しいな」
「こんなつやつやの髪をなさって、そんなことをおっしゃるからです。どれだけわたくしが苦労してると思いますの」

 ぐいぐいと遠慮なくクロードの髪をひっぱると、クロードが顔をしかめた。

「わかった、配慮に欠ける発言だった」
「認められても腹が立ちますわね」
「どうしろと」
「どうもこうもありません」

 羨んだところでクロードの雨にも風にも湿気にも負けない髪が手に入るわけではない――と言おうとして、アイリーンは口をつぐむ。
 いいことを思いついた。



「……なんなんですか、我が主。その髪型」
「よくわからないが今日一日この髪型でいろと言われた」

 頭の上に巻き貝のようにねじり上げて作られた髪型が重い。ぐるぐる渦をまいた髪の間に花飾りまで散りばめられて、なんだか肩が凝る。

「髪が爆発する苦労を知れと言われた」
「なんかそれ、違いません?」
「僕もそう思うんだが、妻がご機嫌になったのでまあいいかと」

 キースが呆れて雨の降る窓の外を見る。

「今日も平和でいいですねえ」
「まったくだ」


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#悪ラス
2020年Twitter初出

小説

7部、ラストあたりの執筆BGM。



テンション上げるために選んだんですが、ラスボス戦みたいになってしまった。
ラブコメです(思い出したように)

#やり竜

小ネタ



竜ときょうだいと戦争はファイアーエムブレムのお家芸!(たぶん)


FEシリーズは聖戦の系譜が親なのできょうだいで殺し合うとかそういうの出てくるとうあああってなってしまう。
セリス×ユリアだった子どもの私が負った心の傷の話、します?
っていうか聖戦の系譜には性癖歪められた気がします。シグルドが過去話をぴよぴよ神竜くんに語ろうとするたびに「君の話は刺激が強すぎるからやめようか!」と止めてしまう。

すべてどこかで見た(失礼)エンゲージに後半でこうも萌えるとは!
でもリュール君はどうなってしまったんだ…?と首を傾げたりしない、考えるな感じろ。


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でもそうも言ってられないかもしれない。
戦闘システムに設定盛り込んできやがった。そういうの大好きだけど、つまりどういうことなの?
リュールくんは生きてるの死んでるの?人間では元々ないからなんでもいいのか?

IMG_2586.jpeg

しかもビームが撃てるようになって…???

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考えるな感じろ、ファイアーエムブレムエンゲージ!!


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